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「えしばっか〜のVol.6 in 東京体育館」チケット情報並びにホームページ掲載情報に関する出展者様へのお詫びと補填内容に関してのご報告

2025年10月8日

「えしばっか〜のVol.6 in 東京体育館」
チケット情報並びにホームページ掲載情報に関する
出展者様へのお詫びと補填内容に関してのご報告

株式会社アブストリームクリエイション

先日10月5日に開催されました当社主催イベント「えしばっか〜のVol.6 in 東京体育館」におきまして、事前にホームページ情報で掲載した情報に誤りがあり、開催当日に出展者様の観覧にご迷惑をおかけする事態が発生いたしました(以下、ご迷惑をおかけした事態を総称し「本件」と記載します)。

ここに、出展者様に改めて深くお詫び申し上げるとともに、本件の経緯報告と補填内容に関し説明いたします。

発生した内容

「えしばっか〜のVol.6 in 東京体育館」(以下、本イベント)はA-POPダンサーを題材とした同人作品の即売会で、「あきばっか〜の東京体育館」のサブコンテンツとして開催されました。本イベントの参加料は1名あたり7,000円で販売され、このチケットには「あきばっか〜の東京体育館」の観戦チケットも含まれていました。

「あきばっか〜の東京体育館」の観戦チケットはSチケット、Aチケット、Bチケット、そしてU18チケットの4種類が存在しています。
本イベントに付与されるチケットは本来「Bチケット相当」の予定でしたが、チケットの補足情報には「Aチケット相当」が付与されると記載されておりました。

「あきばっか〜の東京体育館」のチケット種類

Sチケット・・・
「アリーナ最前ブロック」、「アリーナフロアへの入場」「スタンド席への入場」がすべてセットになったチケット。

Aチケット・・・ ※ホームページで「本イベントに付与される」と記載されたチケット
「アリーナフロアへの入場」「スタンド席への入場」がセットになったチケット。

Bチケット・・・ ※本イベントに本来付与されるべきチケット
「スタンド席への入場」のみが可能なチケット。

U18チケット・・・
Bチケットと同内容で、18歳未満の方がご購入いただける割引チケット。

本イベントの出展者様は本来「Bチケット相当」でしたが、ホームページ情報等の一部に「Aチケット相当」と記載されていたことにより、多くの出展者様に「あきばっか〜の東京体育館」をアリーナフロアで観戦できると混乱させてしまい、開催当日に出展者様に混乱を招き、ご迷惑をおかけする事態に至りました。

また、本件は本イベント開催当日に出展者様からの質問により発覚し、事前に当社にてこの問題の所在を把握することができませんでした。

さらに、本件発覚後、本イベントのメール担当者より出展者に対し、謝罪メールを送付しておりました。

このメールは、イベント当日に当社スタッフと本イベントのメール担当者との間で情報連携に齟齬があり、結果として一部誤った情報が送信されておりました。

具体的には、当社スタッフは「情報伝達に齟齬が発生して観戦Bチケットが正しいにも関わらず観戦Aチケットと誤って周知していた」ことを謝罪するメールを指示しましたが、メール担当者は「情報の齟齬が発生して、観戦Aチケットが正しいにも関わらず観戦Bチケットしか提供することができなくなったこと」を謝罪するものと認識し、結果として、「運営と関係各社との間で情報の齟齬が発生し、観戦Aチケット相当が提供できなくなってしまった」と謝罪するメール内容を発信しておりました。

本件が発生した原因

「あきばっか〜の東京体育館」の開催にあたっては、関係各社様への方針となるマニュアルを当社が作成し、そのマニュアルに従い、全てのスタッフ、関係各社様がお客様や出展者様にアナウンスを行っております。厳密には、「概要マニュアル」と「運営マニュアル」があり、チケット情報等は「概要マニュアル」に記載されておりました。この「概要マニュアル」に誤記載があったことが、本件の根本的な原因です。

2つのマニュアルは、まず「概要マニュアル」から作成され、一定の情報発信(チケット発売など)が終わった後、具体的なイベントの詳細の企画が進むにつれて「運営マニュアル」が段階的に複数回の加筆が行われ更新されていました。なお、「概要マニュアル」のあとに作成された「運営マニュアル」には誤記載はありませんでした。

サブコンテンツである本イベントは、当社の「概要マニュアル」に沿い、ホームページの情報等が掲載されておりましたが、その「概要マニュアル」の一部に誤記載があったために、結果として誤った情報が発信されることとなりました。また、出展者様に付与されるチケットの詳細情報が、本イベントの申し込みページではなく、「あきばっか〜の東京体育館」のページに記載されていたことにより、当社が本イベントに付与する観戦チケットの誤記載をすぐさま認識することができませんでした。

さらに、本イベント開催前に、複数の出展者様から「えしばっか〜のについているチケットでアリーナに入ることができるのか?」というお問い合わせを受けておりましたが、当社にて作成した「概要マニュアル」の誤記載により、その情報に沿った回答をしたことから、「アリーナに入ることができる」という回答を行っておりました。

その上で、本イベント開催日には、出展者様より「アリーナフロアで観戦したい」という強いリクエストも頂戴しましたが、そのご要望にもお応えすることができませんでした。

中でも、たった数十人をアリーナフロアに入れることがなぜできないのか、という質問を当日に複数の方からいただきました。その理由について以下に記載いたします。

「あきばっか〜の東京体育館」ならびに本イベントは、そのイベントのオリジナリティと唯一無二性から、多くの関連会社様や会場様の多大なるご協力・ご理解を踏まえて運営されています。特に、「A-POPダンスバトル」という、日本にまだ多く存在しない企画であり、また今回の大会は過去最大規模であることを加味し、様々なリスクに対する解決策を想定し、会場様や関係各社様と協議の上、本企画が実行されています。そうした経緯を踏まえ、アリーナフロアにおいては厳格に観客人数を関係各社および会場様・消防様と協議の上で設定しておりました。この観客人数は、「概要マニュアル」の作成時から定められており、この人数を前提とし許諾をいただいておりました。そして、そのルールを当日に変更することは様々な関係者様のご理解が必要でした。結果的に、本件が発覚した当日にそのルールを変更することは難しく、出展者様の本イベントへのご期待に沿えないこととなりました。

当日スタッフには、当社の「運営マニュアル」で正しい情報が伝達されておりましたために、当日のアナウンスは正しい情報でございましたが、結果的に事前の情報とは相違が発生し、出展者様をはじめとする関係各位の皆様にご迷惑をおかけする事態に至りました。

このような中で、「発生した内容」に記載したように、スタッフ間の連携不足による当日の謝罪メールの送付とその内容により、多くの皆様により本件の誤解を与えることとなりました。トラブル発生時の指揮命令に混乱が生じ、結果として本件の全貌が判明しないうちに、情報発信を行った点は強く反省すべき事象であると認識しております。

本イベント出展者様への補填

当社は今回の発生した事態を重く受け止め、出展者様に対し以下の対応を行います。

補填内容①:「えしばっか〜の」チケット代金の返金

<補填内容>
「えしばっか〜の」の出展者様・同行者様に対してのチケット代金7,000円を全額返金いたします。

<返金方法>
出展者様に一斉に10月9日以降、
当社関連会社のISARIBI株式会社より返金受付フォームをご案内いたします。
そのフォームに必要事項をご記入いただき、ご記入いただいた情報をもとに返金処理を行います。

<返金受付期日>
10月31日(金)23:59までに返金受付フォームの入力をお願いいたします。
同日以降、5営業日を目処に当社にて振込処理を行います。なお、振込手数料は当社にて負担いたします。

補填内容②:「あきばっか〜の」有料配信の無料招待

<補填内容>
「えしばっか〜の」の出展者様・同行者様に対して、「あきばっか〜の」の有料配信を無料で提供いたします。

<方法>
すべての出展者様・同行者様に対して10月9日以降、無料の配信URL(ツイキャス)を送付いたします。なお、本配信URLは、あくまで出展者様・同行者様に対してのみの送付ですので、第三者への公開はお控えください。

<補足>
「えしばっか〜の」の出展者様・同行者様で、すでにツイキャスの配信をご購入済みの方は、明日以降順次送付される返金受付フォームにツイキャスの「購入ID」「確認番号」「購入者」のご記入をお願いいたします。受付後、ツイキャス上で順次返金処理を行います。

再発防止に向けて

本件に関する当社として把握している課題点と今後の対策を以下に記載いたします。

1:概要マニュアルのチェック不足

本件は「概要マニュアル」の誤記載により発生した問題です。

当社は概要マニュアルに記載されている内容から制作される成果物(ホームページ情報、チケット情報等)をマニュアルと照らし合わせるチェックは行っておりましたが、マニュアルそのもののチェックが不足しておりました。
以後はマニュアルチェック等も以下「4」に記載のように、グループ会社と連携し再発防止に努めて参ります。

2:誤情報の把握の大幅な遅延

当社は本件を、本イベント当日に出展者様のご指摘があるまで把握することができませんでした。本イベントは、当日までに幾度かのスタッフミーティングが行われておりましたが、すでに公開された情報と、最終的な運営ルールの詳細確認(「概要マニュアル」と「運営マニュアル」の照らし合わせ等)が至らず、結果としてイベント当日まで本件を把握することができませんでした。

以後は運営ルールが決定するフローの中で、すでに公開された情報との照らし合わせを徹底し、仮に誤情報が発生した場合の訂正フローを構築し、発覚次第速やかに関係者の皆様・お客様にお知らせいたします。

3:イベント当日の当社スタッフの対応及びアナウンスの連携不足

イベント当日の謝罪メールの一部に、事実と異なる情報が含まれているなど、「運営マニュアル」に記載されているトラブル発生時の指揮命令系統が機能しておりませんでした。

以後はトラブル発生時の指揮命令フローを、イベント直前にスタッフに再周知し、最終的な責任者の合意がない情報の発信や、確定していない情報の発信が行われないよう管理を徹底いたします。

4:社内の二重チェック体制の見直し

当社は本年に入り複数回、本件イベント以外の主催イベントでも誤った情報発信を起因とするトラブルを招いております。チケット情報や公演情報に対しての二重チェックは行っているものの、慢性的にミスが起きる社内体制下における二重チェックが機能するとは考えにくく、結果的にこうした社内体制が本件を招いた要因のひとつと認識しています。

当社のこうした社内の業務フロー、ならびに社員のスキル向上は大前提とした上で、多くのお客様への信頼をこれ以上失墜することを防ぐために、以後、各種情報発信に関しては当社と同じグループに属するISARIBI株式会社に委託し、同社の運営及び広報ポリシーのもと、各種情報発信やPR、外部協力企業との渉外等を行って参ります。

当社は本報告書の作成を含め、以後の当社自主公演の情報発信の全てをISARIBIに委託し、同社が客観的に公演内容を監修・チェックを行うことにより、当社は会場運営とイベントの制作におけるクオリティ担保に専念し、グループ一丸となり現状の改善を進めて参る所存です。

5:運営設計のホスピタリティの問題

当社は当社が主催するイベントが、多くのお客様・ファンの皆様の強い愛情によって支えられ、運営していると考えております。そして、「えしばっか〜の」においてもその考えは変わることがありません。しかしながら、「あきばっか〜の」と同時開催である本イベントの出展者様に付与するチケットが、アリーナフロアに入ることができないチケットであったという当社が作成した運営設計には、出展者様に対するホスピタリティの面やファンの皆様の強い愛情にお応えすべきである本来の当社のサービスの観点から、一定の課題があったと考えております。

会場様と協議の上で設定したアリーナフロアの上限人数を変更することはできませんが、事前にある程度の数が把握できる「えしばっか〜の」の出展者様がアリーナフロアに入ることをあらかじめ想定した上での運営設計を行うべきであったと強く反省しております。

現在のところ、「あきばっか〜の」においては2026年も東京体育館での開催が決定しておりますが、「えしばっか〜の」の開催は未定です。仮に来年も同様に「えしばっか〜の」を開催する場合には、根本的な企画性も含め、会場様との協議の上で皆様に発表させていただく所存です。

 

以上が、今回の経緯と、当社が今後に向けて行う対応策です。

今回のトラブルは、当社が作成した「概要マニュアル」の誤記載が起因となっており、会場様をはじめとする関係各社様は誤記載のない「運営マニュアル」に沿って業務遂行いただいております。トラブルの原因は当社のマニュアル作成・管理フローにあり、会場様・関係各社様に起因するものではございません。会場様・関係各社様への本件に関するお問い合わせはお控えくださいますよう、お願い申し上げます。

当社の運営等により、多くのお客様・出展者様にご迷惑をおかけしたこと、そして多くの信頼を失墜するに至ったことを強く反省しております。

ご迷惑をおかけした皆様に、改めて深くお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。

2025年10月8日
株式会社アブストリームクリエイション